好きなだけ

人の狂気に惹かれる双子座

関ジャニ∞の歌う『宇宙に行ったライオン』からの『象』のことを

あっという間に10月も後半へさしかかっています。

これはもう、地球の自転スピードが年々上昇しているのではないかと疑うレベルの早さですね。

そりゃ我が軍の最年長も三十路へ到達したわけです。

私は、現在オタ活動以外がドタバタしているため、「まとまった時間オタク活動できないのではないか…」と危惧していましたが、心の均衡を保つためにはやはり推しの日々を見守ることは必要だと気がついたので、『オタク活動ができる』ことが私の平均的なQOLとして心身の健康を守っていきたいなあと最近感じていました。

なんの話でしたっけ、そうそうすばるくんのことでした。(藪からスティック)

ここのブログでは散々渋谷すばるすごい…尊い……」みたいな内容ばかり書き連ねているんですが、実は私は村上信五推しなんです。信じてもらえないかもしれませんが、仕方がありません。
何故なら今回も渋谷すばるすごい…尊い……」みたいな内容だからです

エイターの皆さんも格別の思いで聴いていると思います。

すばるくんと、二匹の獣についてです。

 

 


【宇宙に行ったライオン】

 

 

bulistein.hatenablog.com

以前ここでもジャム魂の感想を書き殴っていたので細かい感想ははしょりますが、このコンサートが終わって家に到着したと同時に、速攻でコンサートのセトリを組んだプレイリストを作ってiPodにぶち込んでいましたーー!!!!!!!(魂のシャウト)

数ヶ月はジャム魂の余韻から抜け出せられなかったので、通勤はもちろん外出して音楽をかける際は必ずこのプレイリストを通常再生(シャッフルなし)で延々と聴いていました。

ところがある日の朝、通勤途中にふと「何も出来ない事以上に 何も知らない事を知ったと涙を堪えて叫ぶように歌うすばるくんの歌声に強い説得力を感じて、ずっと耳に残っていました。

なんとなくふんわりとした感覚で、「この楽曲はすばるくんのために作られたんだな~」と納得しました。頭おかしいオタクの独り言なのであまり気にしないでください。

 

ざっくり言うと、この楽曲は渋谷すばるのジュニア時代から現在に至るまでの変革を描いた」と思っています。

過去の雑誌からかき集めただけの情報で全てを論じられるとは微塵も思っていません。

でもジュニア時代のすばるくんがMステでソロを披露し、世間から大注目を浴びたその日から、彼は檻を壊して地元大阪の草原を飛び出していったのではないかと思います。

そこで彼は「何も出来ない事以上に 何も知らない事を知った」と、世間から求められるものと、自分の持つ力の差に打ちのめされたのかもしれません。

「俺はこんなもんじゃねーと 涙を堪え叫んだ ガオー!!」とJUKE BOX魂で叫ぶ彼の姿が、心を揺さぶられるほど悲痛なものに映りました。彼は一体どれだけの涙を堪えてきたのか、新参者には推し量れません。

 

2番で彼は孤独な少年と出会います。

この「少年」は単数形なので、当初は「ジュニア時代のすばるくん」かと思っていたんですが、2番サビの「初めて得た仲間に」ですばるくんはメンバーへ振り返って指をさしていたので(JUKE BOX魂)、この孤独な少年はメンバーを指すのかもしれません。

(2番歌詞ではデビューをした時期と仮定します)

少年を「背中に乗せ アスファルト進んだ」とするのは、まさに関ジャニ∞といえば渋谷すばる」という世間からの認識を、一身に背負うすばるくんの姿を彷彿とさせます。

しかし一周して戻ってきた大阪という草原で、彼は大阪色を前面にしたコミックソングばかりをあてがわれ、グループはお茶の間に「関西のお笑いジャニーズ」として認識されます。

彼は「世界ってこんなもんか」と悔しくて涙を流し叫びます。彼の絶望や諦めが形を変えて、「ジャニーズアイドルらしからぬファッションや態度」を生み出していたのかもしれません。(※歌詞から見た個人のただの憶測です)

その時、「もっと遠くが遠くがあるよ と少年は宇宙」を指します。

「もっと遠くへ遠くへ行けるよ 雲の果て 胸の奥」

ここの歌詞が本当に好きです。

この一文があって、この曲はギラッと輝いているように思います。

その少年の言葉を受けて更に力強く、ライオンは「遠くへ!!」と叫びます。

 

そしてCメロ以降の歌詞は、本当に今のすばるくんを克明に表しているように感じます。

「強きプライドの為 プライドを捨てる時

俺はこんなもんじゃねーと 震える血が滾るんだ」
もうこんなの…こ、こんなのもう…………渋谷すばる推しのみなさん生きてますかーー??!!!!!!(天に向かって)

傷つけられ打ちのめされてきた過去を経て、「こんなもんじゃねー」「震える血が滾る」までに立ち上がった渋谷すばるが本当に本当に人として尊いんですけれども、これが楽曲となっているので恐ろしい。

「ジャニーズアイドルとして生きることの決意」を固めた彼のパワーは、沼の外野にいた私に届くまでに強大でした。

 

この『宇宙に行ったライオン』は、渋谷すばるがアイドルに至るまでの経緯を描いただけにとどまらず、本人の決意表明でもあるんじゃないかと感じました。

「限界なんか壊して、遠くへ」と現状を打破するために彼は腹をくくります。

いつかのパンフレットにて、彼は「今、本当のアイドルになろうとしています」と発言したそうです。

関ジャニ∞が今より更に高みへ行くために、彼はついに進化しようとしている。そんな姿を一曲にまとめたこの楽曲のパワーが偉大です。

 

この楽曲の最後に、ライオンは「金の鬣」を揺らして叫びますが、私の中でこのライオンは、最初は普通の赤茶色な鬣だったと思っています。
そこから彼は「変わろう」とするために決意をし、さらに遠くへ旅立とうとします。

でも実は「変わろうとするためプライドを捨てた」からこそ、彼の鬣は美しい金色へと色を変えたのかもしれません。

 

メトロックでも『宇宙に行ったライオン』は披露されましたが、「遠くへ」という美しい旋律に、観客の声が重なっていてとても感動しました。

JUKE BOXで泣き叫ぶように、もがき苦しむように「限界なんか壊して」と叫んでいたすばるくんに、今は「遠くへ」と後押しする声が増えている。

そんな事実が泣けるほど嬉しかったです。

 

 

 

【象】

 

『宇宙に行ったライオン』の次にこの楽曲を持ってこなければ、私はここまで沼に落ちませんでした!!!!!!!!!!!!

 

私がムクムクと「『宇宙に行ったライオン』は渋谷すばるの姿を描いているのかもしれない…」と妄想をしていた次にこの楽曲を持ってこられたあかつきには、『象』は関ジャニ∞から渋谷すばるへのメッセージ」であると拗らせてしまいました!!!!!!

本当に、この2曲の組み合わせはずるいです。セトリを組んだ人は、しっかりと確実に息の根を止めるタイプのアサシンなんだろうなと思います。

そもそも〈やすば強火モンペ組合員〉に所属している私にとって、歌い出しから「どうして簡単に蹴散らせるハズの 人間のロープに怯えてるの?」とファ●キンポーズをとる安田章大で息絶えているので、この曲は本当にすごい。

横山くんの「心まで躾けられた悲しみの記憶 本当は君に出来ないことなんてないのに」という菩薩パートに至っては、「あぁ…横山くんに肯定してもらえて私うれぴ……」という気持ちよりも、「ありがとう…すばるくんの親友でいてくれてありがとう……………」というクソ拗れた感想を抱くまでになっています。もはや自分に歌詞をあてがうことをやめているので、ついて行けない方は本当に気持ち悪くてごめんなさい。

 

そしてサビでは、メンバーがすばるくんに「段々僕ら強くなってく 案外どんな夢も叶えられるよ」「10年後またここで会おうよ そんときは今よりずっと笑っていよう」と、約束します。
そしてやすばで「きっと きっと」と願うようにハモるサビのラストは、グッと熱いものが胸に迫ります。

 

メンバーからのメッセージを受けて、ようやくすばるくんのソロパートです。

「孤独はコンプレックスのせいじゃない 鼻や耳の形は関係ない
閉ざされた心のドアは 内側からしか開けらんない」

こ の 圧 倒 的 説 得 力 。

すばるくんのソロ、メインばかりだった『ライオン』を経ての『象』は、2番に入ってから初めてソロが入るという構成が完璧すぎてオタクは為す術ありません。

そしてようやく現れたソロパートで「孤独はコンプレックスのせいじゃない」と開口一番に言われるの…本当に……本当に彼は………渋谷すばる推しのみなさん生きてますかーー????!!!!!!!!!!(2回目)

 

個人的に、「物事をしっかりと見据えて、包み隠さず白は白・黒は黒と断言できる力」のある大倉くんに「『叶えられる』と信じることを皆怖がる」と言われることが刺さるのなんの。先日のラジオの件しかり、彼は聡明で優しく、強かだからこそあれだけの発言ができるのだと思いました。

そして戦友であるヒナちゃんに「本当は君を縛るものなんて何もない」と言われることのメッセージ性。「ヒナがいるからバラエティで自由にできる」と発言していたすばるくんを思い出します。

それらの力強い言葉を受けて、エイタメ魂ですばるくんは覚醒します。

「その足で踏み出せ!世界は変わる!」

 

今まで独りで関ジャニ∞の歌唱力を底上げしてきた彼が、長年を経て実力と実績を兼ね備えたメンバーからの言葉と力を受けて叫びます。

「変わろう」とするため己の限界を壊し、今よりもっと遠くへ歩もうとするすばるくんに、関ジャニ∞の6人が追いつき、全員隣に並んで共に歩み出そうとしているようでした。

準備は整った、その足で踏み出せ。世界は変わる。

すばるくんは、そんな確信を得たように見えました。

 

でもエイタメ魂の『象』で一番衝撃的だったのは、6人が目を見張るような歌唱と演奏テクニックをもって、すばるくんに全く負けず劣らずのパフォーマンスを披露していたにもかかわらず、メンバーからのパワーを受け覚醒したすばるくんの「その足で踏み出せ!」という圧倒的なパワーが群を抜いていたという事実です。
渋谷すばるに天井は無いと、このとき強く感じました。

 

 

~そして始まるマイレボリューションやすばタイム~

 

 

エイタメ魂で流した安田くんの涙の意味を探しています。

探しても見つからないことなんて知っているし、「探すなんて野暮よ!」と叱咤されること請け合いなんですが、私は『宇宙に行ったライオン』からの『象』という流れで涙した安田くんに関しては野暮な人間になります。

 

さきほど仮定として、『象』は「関ジャニ∞から渋谷すばるへのメッセージ」なんて偉そうに言い切っていましたが、この安田くんのソロパートは本当に切実にすばるくんへのメッセージのように感じます。

「傷跡かくして微笑む 君の優しさを知っているよ」と、涙ながらに歌いきる安田くんが素敵でした。

エイタメ魂オーラスで、『象』の演奏直前に感情が高ぶり突然ギターソロを始めた安田くん。それに応じるまるるのベースと大倉くんのドラム。観客のクラップと、すばるくんのビブラート。

終焉へ向かう気持ちが最高潮に高まり、涙してしまった彼の純粋さには毎回気持ちよく感動できます。

そしてなにより安田くんは、すばるくんの覚醒した歌声に感受性を揺さぶられたのではないかと思います。

 

「今の関ジャニ∞なら踏み出せられる、世界を変えることができる」

『象』において、メンバーからメッセージを受ける側でもあったすばるくんからの、そんな力強い言葉を投げかけられて更に「10年後またここで会おうよ そんときは今よりずっと笑っていよう きっと きっと」と約束し合えることの幸福感は想像を絶します。

憧れだった存在に、一人のメンバーとして認められることへの喜びの涙でもあるのかなぁとオタクは勝手に思いました。

 

そしてすばるくんは、安田くんのソロパートを受けて「産まれてくれてありがとう 独りきりじゃないよ」と歌い上げます。

2番歌詞で「孤独はコンプレックスのせいじゃない」と歌っていた彼が、「もう独りきりじゃないよ」と歌う。これほどまでに胸を打たれる歌詞構成があっただなんて。高橋優さんありがとう。感謝永遠に。

 

やすばパートの「きっと きっと」で締められる『象』ですが、「きっと」の意味合いが冒頭部分と異なることが印象的でした。

冒頭ではすばるくんに語りかけるように(妄想)、「今よりずっと笑っていよう」と歌い「きっと」と約束します。これは前述したように、「今は無理かもしれないけれども」という気持ちを前提にした「願い・祈り」の意味が大きく含まれた「きっと」のようにも感じます。

それが、Cメロの涙なくして聴けないやすばパートを経てからの「きっと」は、固く約束された「希望」のようにも受け取れます。

 

「そう今でも段々僕ら強くなってく 案外どんな夢も叶えられるよ」と、自ら培ってきた唯一無二の武器を手に、独り闘うすばるくんに呼びかける6人のメンバー。

「10年後またここで会おうよ そんときは今よりずっと笑っていよう」と、約束します。
それに対しすばるくんは「閉ざされた心のドアは 内側からしか開けらんない」と、一旦メンバーからの言葉に対して冷たく返します。

それを受けて、メンバーは2番Bメロで「『叶えられる』と信じることを皆怖がる 本当は君を縛るものなんて何もない」と、すばるくんに諭します。

メンバーは「これからもどんどん君が素晴らしくなる 案外どんな場所にだって行けるよ」とすばるくんに伝えます。それを受けて、すばるくんも「その足を踏み出せ!世界は変わる!」と確信めいていくのです。

そして優しい旋律のCメロで、安田くんは今まで独り闘ってきたすばるくんへ言葉を手向けます。

「傷跡かくして微笑む 君の優しさを知っているよ」

そしてすばるくんは、こう返しました。「独りきりじゃないよ」

そこから関ジャニ∞はひとつとなり、「10年後またここで会おうよ そんときは今よりずっと笑っていよう きっと きっと きっと きっと」と何度も約束し合います。

それは単なる願いではなく、希望です。

俺たちならできる。やってやろうぜ。という、関ジャニ∞の熱い約束を一つの楽曲を通して見せてもらえたような感覚です。

 

 

『宇宙に行ったライオン』からの『象』だけで、オタクは好き勝手言いたい放題なんですが、彼らのみせる音楽の風景が艶やかで鮮明だからこその妄想なんです。

もしかしたら、渋谷すばる自身の歌なのかもしれない。

もしかしたら、渋谷すばるへ向けたメンバーからの歌なのかもしれない。

そう思わせるだけのメッセージ性と、歌唱力と、演奏技術を兼ね備えた関ジャニ∞だから、私が鼻息荒くあれこれ言っているだけです。


音楽のレベルが飛躍的に向上した6人と、音楽に愛される渋谷すばるが合体した関ジャニ∞が、これからどう覚醒していくのかが本当に楽しみです。

私が思っている以上に、彼らの音楽の力は無限だと思います。

関ジャニ∞が私の人生に会いに来てくれて良かったと、いま心から思っています。

最後になりましたが、何も知らない新参者がえらそうに失礼しました!!

 

 

みなさんは、二匹の獣に何を感じましたか?