村上信五のことが
ヒナちゃんの誕生日に間に合わせようと大急ぎで書き上げた文章だったため、後日加筆修正いたしました。(2018/02/02)
『山椒魚(よしお)』。
むかしむかしあるところに、WESTの岩屋をねぐらにしていたよしおがいた。
彼女は1年ちょいの間に、ヒナちゃんへの想いの丈をつのりにつのりすぎて、吐き出せずにいた。
どんな言葉を尽くそうが、どんな手段を尽くそうが自分の思いに叶わず、吐き出せない想いはどんどん大きくなり、彼女は岩屋から出られずにいた。
ところがどすこい、
ついに彼女は岩屋を抜け出し、声を大にして言った。
「ヒナちゃんが好きだ」と。
なんやかんやで、このブログでは「渋谷すばるすっげえ……みんな…渋谷すばるすごいよ……」という内容のブログばかり投稿していたため、大多数の方が私の推しを忘れているのではないかと思う。
「書きたいことや言いたいことを好きなだけ表現できる場所」として自分で家を構えた結果、ヒナちゃんへの想いが「書きたいだけ書けるだけの準備ができていない」までにふくれあがって今日まで放置していた。
重たいわ。気持ちが重たくて自分でもどん引きだわ。
そんな自分の心の声を感じつつこの文章を必死のパッチで打ち込んでいるが、やはりどんな言葉を絞り出しても「ヒナちゃんへの想いがぜっっっっんぜん伝わらねぇ!!!!!」という焦燥感を感じている。
私事になるが、去年のジャム魂を経てから私はずっと関ジャニ∞の曲に救われてきた。
個人的な人生の転換期を迎えるにあたってぶち当たる壁に、背中や土台を支えてくれたのは紛れもなく関ジャニ∞だった。
決して順風満帆ではないアイドル人生を歩んできた彼らから発せられる、「絶対ふりむくわけにはいかないぜ」のパワーには、どれだけ救われてきたか分からない。
ネガティブのドツボにはまりかけたときには、何度も「前向き、前向き!」と立ち上がらせてくれた。
「あ~、好きだ」というしみじみした感覚が押し寄せる毎日の中で、とりわけ私に立って歩く力を湧かせてくれたのはヒナちゃんの姿だった。
どんな大きな仕事にも、堂々と。でも謙虚な姿勢を忘れずに。
周囲への細やかな気配り、それを併せた豪快なベテランへの愛あるツッコミ。
いつだって笑顔を絶やさず、メリハリをもって行動し、愛嬌あるミスをしては素直に謝って、勉強熱心で勧められたものは素直に取り入れる。
アイドルであることを常に意識して行動し、発信する素直さと強かさと根性。
じわりじわりと私の「がんばろう」の源泉は彼の生きる姿になりつつも、私は「ジャニーズWESTを応援している身でこんな浮気まがいのことを…」という罪悪感で死にそうだった。
誰も責めもしないのに、「重岡さんが好きじゃないのか」「WESTへの愛はそんなものか」「浮気をしたら素焼き(by 中間淳太)」という言葉で自分の身を固め、「違うもん!本命はWESTだもん!!」という考えに固執していた。
そんな私にやってきた春の風物詩。そう、『If or...』の応募メールが届いた。
そもそもド新規の私にしてみれば、「イフオアって何じゃらほい」からスタートだったのだが、Twitterでは紫色のアカウントが音を上げて強く発光したのでただ事ではないことは察した。
とりあえず「ヒナちゃんの単独舞台」というワードだけ深く理解し、胸を高鳴らせながら応募ボタンを押したのが12月8日。
「ワシやっぱり関ジャニ∞が好きだなんだな…ヒナちゃんが好きだなんだな……」という気持ちと「まだまだ育ち盛りのWESTを見捨てるなんて非情!応援していかなくちゃ!」という気持ちのせめぎ合いで疲弊しまくっていた私は、「どこにこの気持ちのやりようを向ければええんや……」と爆発寸前だった。※自分で自分の墓穴を丁寧に掘っているだけ
そして迎えた、忘れもしない12月22日。
イフオ観劇当選のメールが届いた。
その瞬間の気持ちは「うれしい」「しあわせ」「泣きそう」という情緒不安定なオタクあるあるの3感情のみになってしまったが、そのときどこか別のところで自分を俯瞰して見ている自分が「そんなにヒナちゃんが好きなんだね」と呟いているような気がした。
「いや、気のせいすわ!」と普段の自分が、恥ずかしさも相まって本心に蓋をしたが、ふと、忘れていたあることに気が付いた。
「 今 日 M ス テ ス ー パ ー ラ イ ブ や ん け 」と。
友人に震えながら当選報告LINEを行い、興奮冷めやらぬままテレビのスイッチをつける。
間一髪ギリギリセーフで彼らの出番に間に合った。
このあとヒナちゃんを見る。
イフオアが当たったこの日に、ヒナちゃんにテレビごしに会える。
なんなんだ。
なんだこの気持ちは。
この自分を突き動かして止まないこれはなんだ。
浮き足だって、妙なパニック状態にある私の目の前で、back numberが『クリスマスソング』を歌った。
「会いたいと思う回数が
会えないと痛いこの胸が
君の事どう思うか教えようとしてる」
「君が好きだ」
厳密にいうと、現れていなかった。
彼は、横山さんの後ろにすっぽり隠れていた。
そんな彼を見て、私はおいおい涙を流した。
「そんなあなたが好きだ」と。
前に出て自分を主張せず、影でメンバーのコメントに補足や合いの手を入れるあなたが。
村上信五が好きだと強く感じた。
二股であるとか、浮気であると自分で自分を責めて「ヒナちゃんが好きだ」と言わずに遠巻きに彼を見ていたが、もう自分と彼に嘘をつけなかった。
私は村上信五が好きだ。
この気持ちに嘘偽りはないと、強く言い切れるほどの感情が一気に押し寄せたとき、彼は普段と変わらない笑顔で歌った。
「おはよう また会えた ほんとさ」
ヒナちゃん、今日という日を逃してはあなたへの愛を文章にのせる日はないと思い、こんな次郎系豚骨ラーメンみたいな記事を挙げました。
今日初めて高槻に行きました。
DVDをしこたま買いました。
お祝いメッセージを書いてきました。
「私の人生に会いにきてくれてありがとう」と書きました。
それがなんなんだと。それがどんな意味があるのかと普通の人は感じるでしょう。
それでも私は、今日という日を経て、明日も強く生きていけます。
ヒナちゃんのそばに、いつも幸せがありますように。
お誕生日、おめでとうございます。
2018/01/26